本
『図解「武器」の日本史』戸部民夫 金砕棒、毛抜形太刀、飄石、鼻捻…。多様極まる日本の武器カタログ。 日本人が用いてきた古代から近世までの武器を集め、その形状、機能、用途、威力などを紹介する。武器が発展する歴史を追うことで、世界的に見ても個性的…
『君子の交わり、小人の交わり』養老孟司・王敏 久しぶりの養老先生ですよ、と。『バカの壁』以来、何書いてもバカスカ売れると言う状態なのか、養老先生の新書がバンバン本屋に並んでいて、バカの壁以前のファン(具体的には浪人時代。10年以上前)としては…
『新・世界の七不思議』鯨統一郎 東洋の寂れたバーの片隅で、過去幾たりもの歴史学者を悩ませてきた謎がいともあっさり解明されてしまうとは。在野の研究家以上には見えない宮田六郎が、本職の静香を向こうに廻して一歩も引かないどころか、相手から得たばか…
『日本以外全部沈没』筒井康孝 地球規模の地殻変動で、日本を除くほとんどの陸地が海没してしまった。各国の大物政治家はあの手この手で領土をねだり、邦画出演を狙うハリウッドスターは必死で日本語を学ぶ。生き残りをかけた世界のセレブに媚びを売られ、す…
『邪馬台国はどこですか?』鯨統一郎 5W1H仕立ての「悟りを開いたのはいつですか?」「邪馬台国はどこですか?」「聖徳太子はだれですか?」「謀叛の動機はなんですか?」「維新が起きたのはなぜですか?」「奇蹟はどのようになされたのですか?」を収録した…
『噂』 荻原 浩 「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売…
『魔法ファンタジーの世界』脇明子 しばらく読んで思ったこと、 うわー、この人絶対ハリー・ポッター嫌いだよ でした。ファンタジー小説について語っていますが、全く出てきません。 具体的に作品名を挙げるわけにはいかないが、設定は矛盾だらけで人物像は…
『武士道』著:新渡戸稲造 訳:奈良本辰也 『いま新渡戸稲造『武士道』を読む』志村忠夫 <第3章 義>さあさ、ここから面白くなって参りますよ!ということでここまでは武士道の概要でしたが、ここから武士道の要素を分解して詳細を分析していきます。で最…
『武士道』著:新渡戸稲造 訳:奈良本辰也 『いま新渡戸稲造『武士道』を読む』志村忠夫 <第2章 武士道の起源>お待たせしました。早くもいい感じに後悔してきたこのシリーズなんですけど・・・ そもそも武士道はどこから生まれたのか、何を起源とするのか…
『神様からひと言』荻原浩 大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。クレーム処理に奔走する凉平。実は、プライベートでも半年前に…
『武士道』著:新渡戸稲造 訳:奈良本辰也 『いま新渡戸稲造『武士道』を読む』志村忠夫 ということで武士気取るならこれを読まないと始まらないだろうということで購入して読みましたよ。でもって、今までのように一冊まるごとではなく、一章ごとにわけます…
『陽気なギャングの日常と襲撃』 伊坂幸太郎 気がついたら映画化もされていた『陽気なギャングが地球を回す』の続編です。『テニスの王子様』には勝っているので一安心。 (感想はこちらhttp://d.hatena.ne.jp/rx78g/20040907) まあ映画化される1年以上前…
『被害者は誰?』 貫井徳郎 久しぶりの貫井徳郎先生ですよ。やっぱり硬筆だけど成熟されて論理的な文体によるミステリーの記述はよいですな。 ほうほう、今回のコンセプトはフーダニット(Who done it。つまり犯人は誰か)を超越して被害者・目撃者・探偵が…
『コールドゲーム』 荻原 浩 高3の夏、復讐は突然はじまった。中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。犯行予告からトロ吉が浮び上がる。4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。…
「水煮西遊記」成 君憶 (著), 呉 常春 (原著), 泉 京鹿 (翻訳) 中国三大奇書のうち『紅楼夢』以外は大体押さえているインテリゲンツィアの私ですが、最近大学院に通っているせいかプロジェクトマネジメントにも興味を持ち始め、3日に1回はプロマネしてー欲が…
『逃亡作法』東山彰良 第1回『このミス』大賞&読者賞ダブル受賞作 圧倒的な脱獄バトル!! 完璧なシステムの刑務所VS悪党ども とんでもない新感覚犯罪小説がここに誕生!「日本作家でこれだけの迫力と卓抜したセンスを持った書き手が現れるとは思ってもみな…
『ガンダム・モデル進化論』今柊二 趣味はガンダムですとか言うと初対面の人は引くかノってくるかなんだけど女の子は99.9%引くのでもっぱら隠して生きています。隠れガンオタとかそんな感じ。でなんでガンダムが好きかなんだけど、定番ながら やっぱりモビル…
『人は見た目が9割』竹内一郎 作者はさいふうめいの名前で漫画の原作をやってました。 そう、あの『勝負師伝説 哲也』です。まあ確かに、あのマンガのコマ割りとかカメラワークって何か凄い意識しているときがあるなあと感じてました。 で、私自身は「人は中…
『火の粉』雫井修介 また久しぶりに小説を読んだら一気に読んでしまいましたよ。 元裁判官・梶間勲の隣家に、二年前に無罪判決を下した男・武内真伍 が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の効いた贈り物、老人介護の手伝い…。 武内は溢れんばかりの善意で梶間家の…
『ウェブ進化論』梅田望夫 わが身を振り返ると、今まではコンピューターやネットをあくまでも(現実世界、ネットの「こちら側」に基く)「道具」とみなしていたのに対し、そうではなく何か別のものとして捉えるべきではないかと考えた。じゃあ何なのってとこ…
『ウェブ進化論』梅田望夫 しがないプログラマーとして日々Webアプリケーションを作ったり講義したりしている毎日ですが最近は「Web2.0」という言葉が流行っているらしい。で、その出典元としてこの本があったのでタマには真面目な本をと思って読んでました…
『10年後の日本』「日本の論点」編集部編 村正を入手したのでようやっとその他のメンバーの武装強化に専念したいと思うのですがまだレベル30程度です。ウィザードリィ日記じゃねぇか! などとゲームばかり刹那的な生き方をしてる私ですが、10年後の日本はど…
『貧乏クジ世代』香山リカ 現在のところ、人生の中で一番優先されているのは、仕事はもちろん、最近やってないフットサル、スカッシュでもマッサージでも後輩の誕生日にケーキバイキング行ったことでも、プラモデルでもなく、材料が足りないので中々合成でき…
『虚構大学』清水一行 けして短いわけではないのに、一気に読んでしまいました。それほど面白い作品。なんだけど、この本にはモンスター・宇宙人・ロボットはもちろん、残酷な殺人者も快刀乱麻な名探偵も出てこなければ仮面ライダーなどもっての他です。つい…
『Killer X』黒田研二・二階堂黎人 もう最近本の感想ばっかり。飛行機乗ったりで移動が多いから次々と読んでしまっています。月はジャンプ、水はサンデー、木はモーニングを読んでいる癖に更に本を読めてしまっているってどーよ? で、二階堂黎人の合作らし…
『現代建築のパースペクティブ』五十嵐 太郎 名前の通り、現代の建築について色々な実例(建物)を挙げながら、今の流行がどうなっているのかを紹介しています。途中までは面白かったです。 川崎シネチッタ、新宿都庁、表参道ルイ・ヴィトンなどの現代建築を…
『名刀 その由来と伝説』牧秀彦 戦国無双の影響からか、後輩に「武道やってそうですよね」と言われて調子に乗ったのか最近また武士づいてきました。大和撫子な嫁さんが欲しいです。もうオチ? 武士なんだから日本刀の知識くらい基本だよね、ということで興味…
『聖域の殺戮』二階堂黎人 二階堂黎人の新刊です。二階堂黎人と言えば何度かここで感想している二階堂蘭子シリーズの作者です。江戸川乱歩を思わせる時代背景と頭脳明晰な名探偵と残酷な殺人者との対決を描いたシリーズが非常に面白い、好きな作家です。やっ…
『巨頭会談』ビートたけし 我らが北野、世界のたけしの対談集なんですが相手の面子が面白そうなので買いました。 小泉首相 原田明夫(最高検検事総長 - 要は検察のトップ) 竹河内捷次(前自衛隊統合幕僚会議議長 - 要は陸海空自衛隊のトップ) ファイティング原…
『ヤミナベ・ポリスのミイラ男』梶尾真治 ほうほう、全宇宙のスーパーヒーローが一堂に会してパーティー中に爆破テロが乱入。バラバラになってしまったスーパーヒーローの破片を集め、脳だけになってしまった普通の大学生の体にする。いきなり宇宙最強のヒー…