都庁すごいです

『現代建築のパースペクティブ』五十嵐 太郎
現代建築のパースペクティブ  日本のポスト・ポストモダンを見て歩く (光文社新書)

名前の通り、現代の建築について色々な実例(建物)を挙げながら、今の流行がどうなっているのかを紹介しています。

途中までは面白かったです。
川崎シネチッタ、新宿都庁、表参道ルイ・ヴィトンなどの現代建築を紹介し、それについてのファサードや設計意図などを述べています。
おかげで建築に対するセンスか、感性かが磨かれてきて最近都内を歩くと上を見ることが多くなりました。

やっぱ建築って面白ッ!となったのは実はすっごい収穫じゃないだろうか。



いややっぱ都庁って凄いよ!この前行って実物を見たけど、クラシックっぽいファサードに見えながらも形が先進的でありつつ、でもやっぱり建物としての個性を演出しつつ迫力が溢れている!そりゃビームも出るよ、出ますよ。絶対撃てるって!まあまだ知識が追いついていないので、言葉にはうまくできないのが素人ですが。

他にもドアが思いだの階段の幅が中途半端だの生協がすぐ閉まるだので散々不平を言っていた我が湘南藤沢キャンパスもその時の建築技術を取り入れて凄くメッセージ性のあるデザインをしている事に気がつきました。サブウェイが入って便利になったけど、あれ明らかにサブウェイはミスマッチです。間違いない!とか。


まあ、とにかく知識はまだまだこれからです。ただ、安藤忠雄という言葉には反応できるようになりました。


ただやっぱり途中を過ぎるとあとは薀蓄だらけの印象になってしまい、読みすすめられませんでした。それでも、センスが身についてきた実感はあるので収穫だと思ふ。