ちょっと違う対談

『巨頭会談』ビートたけし
巨頭会談 (新潮文庫)

我らが北野、世界のたけしの対談集なんですが相手の面子が面白そうなので買いました。

他にも青木功金田正一など「巨頭」の名前に違わず様々な分野での頭、トップ、一番偉い人と対談しています。さすが世界のたけしは違うね。こんな偉い人たちと対談できるなんて。


特に検察庁のトップ(原田氏)と自衛隊のトップ(竹河内氏)なんて中々対談できるもんじゃありません。多分。その竹河内に対して自衛隊の存在意義とか核武装について聞いちゃうんだから、ビートたけし様(様つけかよ)も期待通りの働きをしてくれます。他にも原田氏は「鬼平」「仕掛人」が好きなんだなんて聞き出しちゃうんだから。


で読んで感じたところでは、(ビートたけしも述べているように)トップの人っていうのは「時代」をちゃんと感じてるのだなと言う事に尽きます。ビートたけしだって日本のお笑いのトップなんだから感じているのかもしれないけど、平民である我らにしてみれば『燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らん哉』に近いもので、やっぱりその時その時の世界・日本のムードなり雰囲気なりを掴み、考えていると感じます。

かくありたいものだと、徒然思ったのがこの本から得た事です。あー、今日の晩飯どうしよ?(小さッ)