武士ですから

『名刀 その由来と伝説』牧秀彦
名刀 その由来と伝説 (光文社新書)
戦国無双の影響からか、後輩に「武道やってそうですよね」と言われて調子に乗ったのか最近また武士づいてきました。大和撫子な嫁さんが欲しいです。もうオチ?


武士なんだから日本刀の知識くらい基本だよね、ということで興味は日本刀に移り、じゃあとりあえず名刀から知っていこうって事でこの本。


実は戦国時代になると武器として使われたのは主に槍や弓矢なんですね、弓矢は量を揃えられるという事とやっぱり遠距離攻撃ということで普及し、槍はそのリーチから実用性として見ればこの二つが刀を大きく上回っており、事実戦闘行為を行う時はこの二つが中心でした。
じゃあ日本刀は何に使ったのかというと、敵の首を刎ねる時だけなんですね。ガーン!!
それでも日本刀にこだわり、多くの刀鍛冶が名刀を作り、多くの武士がそれを求めたのは『刀は武士の魂である』と言う事に尽きます。ただの武器ではない、1d8を振ってコボルドを殺すとかではなく(→D&D)、持つ事そのものが自分が武士である事の証明であるから武士は刀を求めたということです。


それに基き飛鳥時代から江戸時代まで古今の名刀をその人物と共に紹介しています。刀そのものの美しさを追求する事も否定はしませんが、何よりそれを使った人物と共に追っていくというのが初心者である私にとってはわかりやすかったです。

またモノクロですがいくつかの刀については写真も紹介されており、「小烏丸素敵!」「鬼丸国重燃え!」「圧し切り長谷部ください」「やっぱ正宗だよね」とかなるのは刀だけでなくその裏に歴史があり、それを感じることが出来るようになったような感じだったりするんですか、となりました。

ということで、「趣味;日本刀」と書こうかと思いましたけど、まだ修行が足りないので絶対誰か斬りたくなると思うのでまだ書きません、持ちません。でも、山海堂で4,5万程度の刃を潰したやつならいいかな、と思ってみたり。