高信頼システム特論Ⅰ(第1回、第2回)

自己紹介(金川氏);
 日立研究所
  宇宙系システムの開発(太陽フレアの観測)、商用FTCの開発
  Fly-by-wire(電気配線で飛行機を飛ばす)アメリカの航空会社で
   当たり所を小さくする軍用機での研究(元々は)  
  ATCの研究(電車) 
  電子踏切制御装置(自分が壊れても重力の利用して踏切を閉じたままに)
  エンジンの制御ユニット(油圧・空気・排気を測定して最適化)  
 日立研究所の紹介
  阿武隈山脈の東の端とにかく東京から遠い(終電で帰れなくなった人)
  日立は10年前に専門分科を分社化した
  6つの研究所
	 材料・基盤(パワーエレクトロニクス向け、ラピッドプロトタイピング)
   デバイスコンポーネント(モーター、タービン、ディスプレイ)
   社会システム(ナビ・交通、金融工学)

高信頼システムの信頼っぷりは隕石に当たって人が死ぬ確率と同じ

★そりゃ、高信頼システムの講義できるよなぁ
★尼崎線の脱線事故については?
★開かずの踏切とかは?

フォールトトレランス(FaultTrerance)とは
 教科書『フォールトトレラントコンピューター』isbn:4274076377 南谷崇(東京工業大学。今は東大)、オーム社
 入手困難。注意

Fault:故障・障害
Tolerance:許容できること、「耐(故障)性システム」

×フェイルセーフ・・・FTの構成要素の一つ(壊れても大丈夫)フェイルセーフを含まないFTはフェイルオペラティブ(壊れても操作できる)
たまにフェイルオペラティブとFTを混同したりする。
さらに広い概念としてDependableSystemがある。Reliable(高信頼)とはちょっと違う。reliableはお酒を飲んでも潰れない人、Dependableは介抱もする人

本は入手困難です。どうしよう・・・大岩先生に相談すっか

★授業はフォールトトレラントですか?(本)とかツッコんでみる

基礎知識(フォールトトレランスの常套手段)
 冗長化;故障にそなえて冗長化しておき、壊れても正しい出力を行う。安直だが高コスト

 それぞれのコンピューターの信頼度(アイテム(物、対象物)が正常に動作する確率)  2台のコンピューターそれぞれ信頼度Rでフェイルセーフで動作している場合
 R=(1-(1-R1)^2)
  R=2R1-R1^2
  ただし、0