第3回ニート(略

ニートって言うな!』本田由紀 内藤朝雄 後藤和智
「ニート」って言うな! (光文社新書)


二人目内藤氏の続き

で、更にこれに政治家が便乗して自由を抑圧する過激な政策を行おうとしている、と内藤氏は続けます。リベラリズムが出てきます。
が、ここに来てちょっと私自身の考えとズレてきます。ここまでは概ね「なるほど」と思いながら聞いていましたが、ここに至ると私自身踊っていた可能性が出てきてビックリです。

実は(未成年に限るが)夜間外出禁止は基本的には賛成なんだよね、私。深夜にファミレスで食事している一家とか見ると「あんな小さい子をこんな遅い時間につれまわしていいのか?寝かせろ」とか思ってたし、深夜1時にコンビニでたむろっている中学生にケンカ売りそうになったことはあるし、夜中2時に研究室から家まで自転車で帰ろうとしたら警官に職質されたし、俺チョー成年なんですけど、これは関係ない。

  • 労働や奉仕の強制-プチ徴兵制

いくら鍛えても白い目見られないし、根性育つし、サバイバビリティーはつくしでこればっかりは、これだけは、ホントこれだけは隣の国を見習ってもいいと思うんだよね。だって、日本の子供って飽食のデブ多いし、後ろ髪とか伸ばされているのなんか、もう見てらんない。でもお隣だって日本以上にダメ人間とゲーオタは多いわけで、徴兵制が効果あるのかは疑問。

でも、こう考えると踊っていたわけではないと思う。踊るのも困るけど頑なに微動だにしないのもおかしいよね。

で、リベラリズムに基づく新しい社会が提案されます。独断と偏見による要約

敢えて不透明な社会とし、それぞれの生活スタイルの価値観を(例え嫌悪したくなる汚らわしいものであっても)許容し、無視はしても廃絶はしない。

まあ、そうなんだけど、そううまくいくのかな・・・と思った。

何だかんだいって「自由」と「責任」は表裏一体と言ってみたい。個々人の生活スタイルの違いを許容し、廃絶しないことは認めても、他者を侵害する生活スタイルを許容するわけにはいかないし、みんなのために何かしなければならないのに何もしない生活スタイルを認めたくはない。