『ナンバの身体論』光文社文庫 矢野龍彦他
カテゴリー追加しないと言っておきながら、分量も大したこと無かったので新宿からの帰りで読んじゃいました。
最近はナンバ歩き、及び走りに目覚めています。そこでこの本です。
ナンバ歩きを習得すると、腰を痛めないとか人ゴミもと人混みの中でスイスイ動ける、なんとなく格好いい(その実、名前もろともあまり格好良くないと思いますが)、などのメリットがあります。背筋も伸ばしてあるけば、姿勢もよくなります。本では、以下のように列挙されています.
- エネルギーの有効利用
- 体を痛めない
- 気持ちのよい動き
- 安定性・バランス
- やわらかい身体の動かし方
- 瞬時の方向転換
- 動きの考案
- 自己を見つめる目が育つ
すごいですね。嘘っぽくすらありますね。
もともとは甲野善紀先生が古武術からやっていたのを興味があって実践していますが。面白いです。知っている人はご存知の通り、新宿駅で小田急線から丸の内線の乗り換えるとき、西口でほとんど無秩序な人の波を越えなければならないのですが、スイスイいけます。それだけでも楽しいです。
そんなナンバ歩きの習得法についての本です。
ただ、重要なのは歩き方そのものがあるわけではなく、考え方だけ示して「後は自分の頭で効率のよい体の動かし方を考えなさい」というスタンスなんですね。なるほどと思って、フィットネスクラブでストレッチだけに1時間かけましたよ。ああ、この体ってこういう風に動くんだ。って感じです。
あと、読み物として面白かったのが桐朋高校バスケットボール部の古武術導入のストーリーです。下手すると漫画より面白いです。
そんなに分量もないので、軽く読まれてはいかがでしょうか?