泣けたで(最近コレばっかしやな)

『メリーゴーランド』荻原浩
メリーゴーランド (新潮文庫)

過労死続出の職場を辞め、Uターンしたのが9年前。啓一は田園都市の市役所勤務。愛する妻に子供たち、あぁ毎日は平穏無事。…って、再建ですか、この俺が?あの超赤字テーマパークをどうやって?!でも、もう一人の自分が囁いたのだ。“やろうぜ。いっちまえ”。平凡なパパの孤軍奮闘は、ついに大成功を迎えるが―。笑って怒って、時々しんみり。ニッポン中の勤め人の皆さん、必読。 

本読んでる暇があったら『世界樹の迷宮』するわこのたわけ!

という訳でもなくレベル50いって転生3人したら育てるのが面倒くさくなって本に走りつつあります。そんな私は熱しやすく冷め易いB型です。



しっかし・・・このあらすじ、イイトコ全然伝えていないな。


仕事がんばって大成功を迎えるけど、権力闘争に敗れて全て失っても家族と一緒に笑える、ちょっぴり哀しいけど幸せになれる物語なのに。そういえば手塚治虫の「ブッダ」にそういう逸話があったなぁ。


やっぱりとにかく萩原先生は、中年男を描くのがウマい!情けなさと強さと幸せが全部描けている。と思う。