こういう話は好きなんだよ。ホントは

『数学的にありえない 下』アダム・ファウラー
数学的にありえない 下

数学者ケインとCIA工作員ヴァナー。圧倒的窮地に陥った二人が共闘
を開始した。一方ケインを追うフォーサイス博士も戦闘のプロを動員、
火力とマンパワーを増強して捕捉作戦を過激化させる。これで役者は
そろった。すべての布石の配置は完了した。強大な敵に追いつめられた
ケインの「能力」は、ついに発現する。非力な民間人にすぎない彼の
唯一最大の武器が発火する―確率的にありえない連鎖反応を引き起こし、
やつらの包囲網を突破するのだ。すべての物語はここに至って一点
に集中し、炸裂する伏線、伏線、伏線。つぎつぎに明かされる意外な真実。
そして、この長く壮絶な戦いの「目的」とはいったい何なのか?
未曽有の超絶的サスペンス、結末へ向けて全力疾走を開始!
第1回世界スリラー作家クラブ新人賞受賞作。 

ラプラスの魔系24って上巻の感想に書いてたら、ホントにラプラスの魔が出てきたということでやっぱりなと思いながら読み続けてき下巻。素人はともかく、学術系読書魔人の私に今更ラプラスはちょっと古いかな。

とは言え、ノンストップスリルのサスペンスがエンターティメント性の高いドラマとしてムーブメントを起こしているのは24とか色々挙げるまでもなく明らかですし、そういう意味では楽しかったけど、特にあいつが実は同一人物ってのは、ミステリーなら柱になるトリック、謎と言えます。


いずれ実写化されるんだろうなぁ、多分ナヴァはジェシカ・アルバあたりなんだろうなぁ。