響鬼を振り返るその1(序章)
先週の日曜日に『仮面ライダー響鬼』は無事最終回を迎えました。
ネットを見る限り、最終回の評価については賛否両論大体4:6位の割合でした。他人の意見に振り回されるつもりはなかったので、ここまでは敢えて『仮面ライダー響鬼』という作品についてしっかり語る事を避けていたのですが、総括ということでまとめていきたいと思います。
さて、作品の総括ですがこれを語るにあたって30話のプロデューサー問題は欠かせません。端的に言うと、視聴率はともかく30話までの響鬼で玩具の売り上げが稼げなかったため、プロデューサーが交代させられたということです。
他にもスケジュール遅延、予算オーバー等の理由がありますがこれは内部じゃなければ正確に把握できないので、玩具売り上げだけ。
詳細なデータに関しては
http://wooser.blog4.fc2.com/blog-entry-4.html
で分析を行っています。まあ、分析はともかく数字だけ参考にすると
クウガ おもちゃ売り上げ(通期)118億円 参考:同年タイムレンジャーおもちゃ売り上げ(通期)64億円 アギト おもちゃ売り上げ(通期)94億円 参考:同年ガオレンジャーおもちゃ売り上げ(通期)110億円 龍騎 おもちゃ売り上げ(通期)139億円 参考:同年ハリケンジャーおもちゃ売り上げ(通期)131億円 555 おもちゃ売り上げ(通期)120億円 参考:同年アバレンジャーおもちゃ売り上げ(通期)130億円 剣 おもちゃ売り上げ(通期)79億円 参考:同年デカレンジャーおもちゃ売り上げ(通期)116億円 響鬼 おもちゃ売り上げ(半期)30億円 ※通期予想65億円 参考:同年マジレンジャーおもちゃ売り上げ(半期)63億円 ※通期予想120億円
となっています。前年のブレイドの売り上げ低下も凄まじいですが、響鬼によって更に悪化しています。同年の戦隊モノの売り上げが大して変わらないところを見ると、やはり響鬼という作品では玩具が売れないという結論に落ちざるを得ません。この理由としては楽器モチーフなのと、ベルトで変身できないあたりがどっかで言ってましたが。まあ、私も「太鼓ぉ〜?」って始めは思いましたし
まあ、この事件のせいで「やっぱり特撮は子供のモノ」「玩具の都合で作品が変わるなんて」あたりは感想としてすぐ出てきました。特に後者は某ガンダムSEED DESTINYでも感じました。ガンダムという名前のMSが出てきてすぐプラモデルが出てきてやがるの。
もちろん、今までも水面下であったことかもしれませんが、プロデューサー交代という分かり易い形で顕在化したのがこの事件でした。