新富国論

アダムスミス『国富論』が唱えられてから数100年、経済的・物質的には豊かになった私たちは未だにあるべき社会の理想像を見失なったままです。戦後のキャッチアップによる経済発展の時代は欧米のような豊かさを目指すために企業はもちろん学校まで含め社会全体で社会の理想像は共有されていました。しかし今、私たちは社会の理想像を見失っています。いい大学に入ればいい人生を送る事ができるんだよという言葉も今の子供達には説得力を欠きまくっています。また、お金があるから人生の成功者であると言い切れないのは言うまでもなく、せいぜいほりえもん位なものです。

今まだ読み途中ですが教育のそもそもの意義について触れている本が、上記のような事を語っていたところに三菱総研が『新富国論』という研究を打ち出してきました。ところでアダムスミスですが調べてみたら『国富論』『富国論』どっちでもいいみたい。違いが分かる人は教えてください。

本研究は、これからの国のあり方として、市民、組織、共同体としての国などの視点があることを前提とした上で、新たな価値指標を提言する。また、その価値指標をより高いレベルで達成するための具体策として、市民の視点を踏まえつつ、企業、共同体としての国の科学技術政策・戦略のあり方を研究し、提言を行うものである。

ということで、ちょっと真面目モードで続きます。

ただ、日曜は相変わらずの3点セットだけど