総括
少し時間が空きましたが、頭を冷やしてデカレンジャーの総括でもすることにします。作品としての感想を一言でいうのであれば
デカマスター最高!
序盤は面白かったが(中盤)SWATモードが登場あたりから面白くなくなった。
最後はとってつけたような展開で終わり
5人のキャラクターはそれぞれ個性的に描かれており、それを知っていくという点においても序盤の数回の盛り上がりは尋常ではなかったです。ロボも転がってたし。
で思い出しましたが、今回の総括は(ストーリーを評価しても仕方ないので)『演出』に焦点をあて、いくつかトピックを抜き出して述べたいと思います。意図的に忘れ去られた設定を引っ張ってきました。
- デカレンロボ転がり撃ち
前のアバレンジャーからCGが取り入れられましたが、デカレンジャーでも申し分なくロボアクションにCGが使われていました。中でも、第2話くらいで初めて披露されたのがデカレンジャーロボの転がりながら銃を撃つアクションです。
- デカレッドのガン=カタ
ガン=カタルシスと言えば二挺拳銃とカンフーを結合させた流派でそのダイナミックさと爽快感で評判のマーシャルアーツですが、デカレッドはこの使い手であるという設定がされていました。しかし、後半になるにつれてどんどんガン=カタを忘れてしまったようで戦闘シーンがどんどんジャンプして攻撃くらいしかやることがなくなってしまいました。
- ジャッジメント失敗(○)一回だけ
敵に対してすぐ必殺技を放ってしまうこれまでとは異なり、デカレンジャーではジャッジメントというシステムが導入されています。デカレンの敵は宇宙を股にかける犯罪者ですが、宇宙の遥か彼方にある裁判所でスピード採決を行い有罪でなければ罰を与えられない(必殺技を撃てない、倒せない)というシステムです。有罪であれば○、無罪であれば×をシグナルが表示されます。
そんなすぐ裁決できるのかという声は当時関係各所から聞かれましたが、無罪を示す○がストーリー上の選択肢として有り得る(そして真犯人を探す)のがポイントでした。一回しか使われなかったけど。
- Dバズーカ
中盤までの必殺武器でした。ジャッジメントの結果無罪になった宇宙人をこれで止めをさします。マーフィーというロボ犬が変身します。ただし、マーフィーこそ出てきていましたが、D-バズーカを撃つ前に宇宙人がロボに乗り込むなどでどんどん出番は減ってしまいました。残念!
- ゼニボム、ジャスミンの幻を見せる技
確かこれも序盤でデカレンジャー5人勢揃いの戦闘シーンにおいてデカイエロー、デカピンクが使用していたアイテム。名前のとおりゼニ型の手榴弾とジャスミンのエスパー能力を活用した技。しかし、それ以後マトモに使っているを観ていません。少なくとも最終回には登場しませんでした。レッドのガン=カタを含めこういった個性・バラエティ溢れる戦闘シーンがSWATモードの導入以降全く観られなくなってしまい、結果面白くなくなってしまったのはとても残念です。
- デカベース変形時に避難する署員
初見というわけではありませんが、基地あるいは空母がロボットに変身するのはロマンです。何しろデカい!古くはマクロスやザブングル、最近では・・・・・・・・・
今回はデカベースもやってくれました。デカベースロボに変形します。
ただし、基地や空母が変形する場合問題になるのが中の人たちの問題です。ちなみに、マクロスの場合は重力制御を行うため(宇宙で変形するので)中の市民たちには安全が保たれるという設計でした。一応。
まあ設定はどうあれ、この中の人たちが避難するという描写が基地変形ロボには外せないと思います。まあ終盤ではなかったけどな。
- ゲッツ!
デカレンジャーの人気も認知されてきた頃、毎回ゲストが招かれていました。その中の一人にゲッツのダンディ坂野がいました。他にも佐竹とかいたはず。ちなみに、この回はゲッツもさることながら、ウメコ・ジャスミンがメインでチャイナドレスを拝むことができたので私的瞬間最高視聴率No1だと思っています。