「油断するなよ、私は手加減などしない」

残り10回を切った仮面ライダーもいよいよ佳境に入り、1万年前のバトルロワイヤルのゲームマスターが現れました。石。しかし、この石は囚われ、ていうか確保され一万年後の現代では天王寺というおっさん(旧ウルトラセブンの中の人)がゲームマスターとなってました。この事実を知ったのが虎姉さん(タイガーアンデッド)だと言うのがまた良い。演技もうまいし、後半のキーだなこの姉さんは。

天王寺ゲームマスターらしく、2体のアンデッドを合成して最強のアンデッド(かもね)ティターンを造りだし、睦月(レンゲル)を襲わせます。ステルス機能を持ち、バーサークの付加効果のある毒を注入する、刺して消えるだけ、これ最強。

今回胸を打ったシーンは、事実を知った虎姉さんに
「何故、お前達人類だけが繁栄するのだ!」
と望(睦月の彼女)に迫るが、望は健気にも耐え、「怖くない。貴方も、睦月も」と言い放ったところ。
仮面ライダーを思うとき、私のツボに入るのは改造人間の宿命とか悪とかじゃなくて、「ただの人間」の姿だなあと実感。555では啓太郎がそうだったんだけど、周りが人間じゃない、戦い続ける中でそこで人として精一杯生きている様って言うのが特殊な人である仮面ライダーとの対比からとても輝いて見えます。
望の株価上がったね、マジで。


さて、一方ステータスがバーサークの睦月は、スパイダーアンデッドに心を乗っ取られ、必死で止めた望も抵抗空しく、誰彼構わず遅いかかります。
それに引導を渡すべく、虎姉さんが現われます。
この戦いが偽りのものであるという事実を知ってしまい,自らの種族の反映も望むべくもなく、戦う目的を見失ってしまった悲しい虎姉さんはレンゲルに倒され、自らレンゲルに封印されます。結果的にクイーンのカードを入手し、都合よくアブソーバーまでありました。しかし、力に溺れ続けついに封印していたスパイダーアンデッドを解放してしまいます。

と思ったら、場面は心象風景。我らが嶋さん(20週くらい前の話)と虎姉さんに支えられて、睦月はスパイダーとの最後の戦いに勝利し、やっと仮面ライダーになれました。
しかも、都合よくアブソーバーがあったのも虎姉さんが仕組んだからで、虎姉さんおいしすぎます。今週退場だけど、終盤に向けていい働きをしてくれました。

今度は剣崎と橘が大変な次回。

ライダー4人の今週の株価

ブレイド(剣崎):130
 そこでお前が剣を貸してもな -10
ギャレン(橘):130
カリス(始):220
 ギラファと戦ってんじゃねぇよ -20
 お前少しは空気読めよ -10
レンゲル(睦月):110
 (二人のおかげだけど)ついにスパイダーと戦い、勝ったので +100

ついに睦月が自分を取り戻し、復調しました。とは言え、キングフォームが無理なのが確定した挙句、それって虎姉さんのおかげじゃないかという所があれです。虎姉さんがここにあれば株価400位出してもいいんですが。