『ぷちナショナリズム』香山リカ 中公新書ラクレ

ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義 (中公新書ラクレ)

前回、香山リカ氏を読んでロクな意見にならなかったので反省して今回はマトモに書こうかなと思います。

最近、愛国心やらナショナリズムやらにちょっと敏感になっています。私の世代では、歴史の教科書からこの言葉を学びましたがナショナリズムそのものの意味は別にしてもどうしても過激派とか戦争とかというイメージから切り離せません。もちろん今ナショナリズムと叫んだからと言ってもこれらのイメージが直接結びつくわけではない、しかし私の周りにはどうもナショナリズムとしか思えない現象が多い。これは何なのか?


ナショナリズムとしか思えない現象として「W杯でのにわかサッカーファン急増」が挙げられています。それまでサッカーのサの字も知らなかった連中が何も考えず日本代表のユニフォームを着て、旗ふってんの、君が代とか熱唱してんの。それ自体はいいことだとしてもそこには葛藤もためらいもないのね。と、本は言ってます(逃げ)。
他にも近い友人に議論をふっかけてみると、最終的にはどう考えてもナショナリズムの萌芽としか思えない発言が出てくる。
おまけに私自身はサムライ人生歩んでみたり、古事記読んでみたりでどうにもこうにもナショナリズムの陰が見え隠れしていたりで。フラレたからね、ナショナリズムに走ったというか、全然つながりないけど、悲劇からの逃避行動と言う事もできそうだ。

長くなりそうだから、続きはまた。