電王を振り返る

  • 「電車」というモチーフ

とりあえずこれはビビッたね。龍騎の13人ライダーに匹敵するインパクトでした。
実際に話の中でも時間を旅行する電車ということで、充分キーファクターになってたし、モモタロス始めイマジンが乗車していくのもGood。ちなみに前評判では様々な乗客を題材として話が展開するのかと思っていたが、そうしないのは後述の「時間を題材にしたこと」を含めよかったのか悪かったのか…

  • 「時間を題材にしたこと」

その他、様々な要素が斬新だった電王ですが、これはアカンかったと思いました。だって後半、というか最終回までも話よくわからなかったもの。ぶっちゃけ。桜井悠斗の謎とかもイマイチ消化不良になってしまったし、結局どの未来に繋がるとか繋がらないとか、ハナの存在とかまあよく考えれば理解可能かもしれないけど、小説とか漫画、映画ならともかく、週1回、1年通して謎を解いていく形式には複雑過ぎると思いました。そのせいか明らかに劇場版を境にして失速した感は否めない

  • イマジン

お前の望みドバーw
今回の敵かつモモタロスとかを考えれば味方ということで、不思議な存在でしたけど、これも結局何なのかは明かされず。クライマックスになって大量発生したけど、それもなんで?カイが呼んだから?ふーん、あっそ。じゃカイってイマジンの親玉なの?でもそれっぽい顔していなかったよね。でも、当初の取り憑いて願いを叶える云々は面白かったんだけどな。
話が後半になるにつれ、というかなっても謎が解かれないままでこれも消化不良。井上靖子さんの脚本とは思えないほどの失速ぶりを醸し出していると言わざるを得ない。

  • 特撮要素

まあ要は本筋に関係ないけど、明らかに玩具を売るための要素群の事。とはいえ、あまり無理はないように思える。どうしても「大人の都合」で無茶がある時が多いんだけど、ライナーフォームにしても、まあいいやと思えたし。始めの方のイマジン巨大化も戦隊モノかと思ったけど、慣れればどうってことなかったし。それぞれ個性的な車両で見てて楽しめたからこれはこれでよし。