最終話、総括。

http://www.tv-asahi.co.jp/kabuto/03_story/index49.html


さてと、ワケのわからないまま進んできたカブトですが、今日完結しました。
最後は特にカタルシスもなく、順当な終わり方でした。
うん、褒めてないよ。

完結して話全体を俯瞰した上で、順位付けするとこんな感じになりました。

龍騎 >>>> ブレイド >>>>>> 555 >>>>>>(越えられない壁)>>>>>>響鬼およびカブト


でもって、例によってトピックに分けて分析

  • 没個性なワーム

今回の設定の中でも一際特徴的だったのが
「敵エイリアンであるワームが、人間に擬態できる」
ってことでした。

となると、『犯人は一体誰なんだ?』的な謎解きストーリーが展開できるわけで、これはこれで面白くなる種と思います。実際、ライダーの一人がワームだったり、ヒロインがワームだったり、合コン相手が全員ワームだったりで、存分にこの設定を活かしていたと思います。

しかし、それが故に敵が没個性になってしまったのが悔やまれます。
ワームは対象の人格・特徴含めて擬態しますから、キャラクターとしての特徴が出しづらくなってしまうんですな。分かりやすく言うと、「個性的なライバルがいなかった」って事です。

その意味で後半のウカ姉さんとかは良かったんだけどね。これをもっとしっかりやってくれればと悔やまれてなりません。

そこら辺、ブレイドは適役が異様に個性的だったのが面白かった一因かな、響鬼はただのCGなのでパス。

  • 何故ワームが?何故隕石が?何故渋谷が?

更にこのワームに絡めて、「なぜワームが地球に来たのか?なぜ人間を滅ぼそうとするのか?」辺りがあまりにも掘り下げられていないのがもうどうかと思う問題点。

最後もすっごい安っぽいスタジャン着て安っぽい演説ぶって「だから人間を滅ぼしますよ」で終了。もっと種の根源とか理屈がつけられていれば、楽しかったのに。ついでに言うと、何故、どういうメカニズムで擬態するのかって点が理系としては気になります。

加えて、隕石が落ちてきたって設定だけど、だからどうって感じで単なるワームの運搬役程度の役回りしか与えられていない、隕石。で渋谷に落ちた点についても掘り下げられていないし。今の渋谷がどうなっているのか、住んでいた人は、大切な人を亡くしてしまった人達は・・・?とか欲しいよなぁ。

ということで、ワームの擬態って設定は良かったんだけど、その掘り下げは全く為されていないのがダメポイントその2