将門公の話

QED 御霊将門』高田崇史
QED ventus 御霊将門 (講談社ノベルス)

暖かい春の日差しのなか出掛けた桑原崇と奈々、沙織の棚旗姉妹のお花見は、
いつしか日本三大怨霊として畏怖され続ける平将門の名所行脚へと一転。
『神田明神』『将門首塚』からはじまり、茨城県そして成田山までを巡りながら、
崇によって少しずつ解き明かされていく歴史の謎。
『繋馬』の家紋が示唆する驚愕の真実とは。 

この人、薀蓄の割にストーリーが面白くないし、台詞がビックリマークだらけでちゃちいから買うまいと思ってたのにな・・・テーマが将門公なのでついつい買ってしまいましたよ。結局タタラかよ、製鉄かよ、って感じで以上、なんだけど。


してみると、要はこの人も鯨統一郎氏と同じ路線かもしれない。あれほどの開き直りがないだけ、微妙度は高いんだけど。なまじっかストーリーを展開させる分、その意味不明さにイライラしてしまうのかもしれないと思いつつ。


それより将門公ですよ。あっし元々千葉氏家臣の傍流なもので、坂東を舞台に活躍した将門公には敬意(畏敬ではなく)を払っていたのですが、もちろん首塚にもお参りした事もあるし。
行き着くところ半分は判官びいきもなくはないですが、やっぱり時の朝廷にハメられたクチなのかなぁと読んでて思いました。ま、首塚以外にもいろいろと将門公ゆかりの地はあるようなので、今度お参りに行きましょう。


仕事がなくなったらな・・・orz