心に剣、輝く勇気

修羅の如くダークローチを倒しつづけるブレイド(剣崎)ですが、体力の限界が来てしまいます。それでも、ジョーカー(始)を倒して世界を救わなければなりません。
睦月(レンゲル)はジョーカーに倒されて、絶対安静。橘(ギャレン)は2回ほど前に行方不明になってますから、もう剣崎しかいません。

「俺とお前は、戦う事でしか分かりあえない!」
始の(劇場版にもあった)この台詞と共にブレイドとジョーカーの最後の戦いが始まります。もう世界は半分くらい滅んじゃってますが。
ところが剣崎が仕掛けた計略はキングフォームによって自らがアンデッド(ジョーカー)になり、ジョーカーの勝利を阻止し、始を救いかつ世界も救うというものです。これがアンデッドとの共存を選ぶヒーローの選択肢ってわけですか。バトルファイトは続行するが、剣崎と始が戦わない以上バトルファイトの終了=世界の滅亡はありえないので、剣崎は皆の前から姿を消します。

ヒーロー物としては異色の主人公孤独死(孤独だけど死んではいないな)というラストでした。ここまで正道を突っ走ってきて、最後の最後に大どんでん返しをくらわせてくれました。
世間では映画に繋がらないということだけを理由に駄目扱いしている人もいました。確かにこのエンディングではどう転んでも映画に繋がりそうにないんですが。おまけにとてもではないが、主人公が化け物になり、終わると思っていたバトルファイトも終わらない、主人公は皆の前から姿を消すことを考えれば間違いなくバッドエンドでしょう。
しかし、ここまで正道を行かれていたからこそ、このバッドエンドの哀しさが生きてくると思うので、これはコレでありかな。という見解。
龍騎』には負けるけどな!