昨日の夜なんとなく後輩と二人でマンガ喫茶に行きました。彼女とのデートコースのレパートリーには含まれていなかったので久しぶりに行ったんですが、


ベルセルク』1〜25巻まで一気に読んでしまいました。


こりゃ面白い。ていうか興奮する。ゾクゾクするする

「それは剣と呼ぶにはあまりに大きく重くそして大雑把すぎた」
シビレますねぇ・・・ガッツ(主人公の狂戦士)の持つ大剣「ドラゴン殺し」を指しての描写なのですが、こんな感じでゾクゾクするほどの鋼鉄と血に溢れMAXな作品です。実に素晴らしい。


で、今調べモノ(画像引用)するための公式サイトいったらすげー。現在最大級の盛り上がりを見せたあの名シーンがFlashで再現されてました。あ、キモイのとか駄目な人は見ないほうがいいですよ。
ていうか、激しく読者を選ぶ作品であるのは間違いないですな.これも、後輩は少女漫画出身なので無理だそうです。哀れな。実に哀れな。


実物からカットをいくつか載せてみたいのですが、無いですな。そういえば、知的所有権問題でなんかあった気がするこの作品は。だから、マンガの内容をHPに掲載することに関してとても厳しくなっているのかな。
まあ仕方ないですが、載せたかったカットは(多分どの単行本を買っても必ず載っていると思いますがクス)ガッツが敵(兵士だったり、怪物だったり。大きくて強そうだったらなんでもいいです)をブッタ斬るシーンです。
作者の画力については全く問題ない(どころか、怪物の描写には惜しみない賞賛を与えるのですが)ので敢えて取り上げるつもりもないのですが、この「ブッタ斬る」描写が抜群に優れています。「スパッ」とか「ズバッ」とかじゃなくて・・・言葉として表現できないですが。凄まじいまでの一撃だと思います。


描写という事では更に特筆したいのがこの漫画の描く「恐怖」「絶望」ですね。異形のものはあくまでも異形として最高級のデザインで描きそれに効果をつけ、その異形に相応しい行い(惨殺、強姦その他もろもろ)をさせる。口で言ってしまうと簡単ですが、悪役をどれだけ悪役に見せるか、少年漫画のようなすぐ味方になるようなヌルい悪役が多い中でここまで「悪」を「悪」らしく見せる描写には脱帽でございますわな。
それでいて、その「悪」が生み出す「恐怖」「絶望」を相応しいシチュエーションと共に完全に描き出した点は恐るべきと言っても過言ではないと思いますね。

うーん、誉めすぎ?

まあ、理屈をコネていますが、別にレビューしたいわけじゃないので(じゃあ今までの文章は何だったんだ?)「血と鋼鉄と恐怖と絶望」を完全に描ききっている本作品に惜しみない賞賛を捧げ、今後もこの面白さを失うことなく続いて欲しいと願ってやみません。