「ベルセルク」26巻

ベルセルク (26) (Jets comics)
ベルセルク」26巻
最新刊を購入しました。マンガ喫茶以来、こいつにハマってしまったのでもう自腹を切って購入することにしました。

今回の見所はやっぱりトロール百匹斬りですね。実に良い絵柄です。惜しむらくは作者、読者もろとも馴れてきてしまっている辺り・・・
もう一つの見所は、ていうかこっちの方が見所なんでしょうが、「狂戦士の甲冑」の登場ですね。ドーピング鎧キターというわけです。今回の魔女の森編ではいやって言うほどマジックアイテムが出現し、一行の手にもたらされますが(セルピコの持つ風妖精の剣など)、狂戦士の鎧はその集大成にあたるものです。

初戦の相手はグルンベルドなんですが、こいつ身の丈5メートル以上ありそうな巨躯で左手にもっている盾は大砲としても使える剛の者中の剛の者、武器は戦槌(大砲への着火もこれで行うのはかなり芸が細かい)です。しかし、主人公であるガッツより体がデカいため、力では押しているものの、ガッツの戦いが(要するに)おサルみたいな戦いになってしまい、苦しいところではあります(見応えとして)。

また、今回は女性がかなりの活躍を見せています。魔女の弟子であるシールケ(タン)と、元聖騎士の聖女であるところのファルネーゼ(タン)が活躍します。特に後者のファルネーゼは過去の歪みっぷり(趣味:火あぶり、一日一回は火をつけないと眠れません。)があるので、真人間に立ち直ろうとする態度や、冒頭のトロールの森最深部のシーン(「私より無力な存在が私が無力であることを許してくれない」)はグッとくるものがありますね。
一方のシールケも今回は師匠とのお別れがあるところですが、それ以外にも魔法は使うは、「腐れ根の主」を召還するは、解説やるわで八面六臂の大活躍を見せてくれます。

というわけで、次の27巻は半年後に!(号泣)